慰謝料や示談金が増える
弁護士に依頼することの最も大きなメリットは
慰謝料や示談金を増額できる
という点です。
実は、保険会社が提示してくる金額は最低限の金額に過ぎません。
大手の保険会社だから適正な金額だろうと思って、安易に示談に
応じてしまう方も多いですが、それは大きな間違いです。
保険会社も営利企業である以上、保険金の支払いを減らすために
できる限り低い金額を提示してきます。
被害者の側が弁護士に依頼して権利を主張しない限りは、
適正な賠償金を支払ってもらうことはできないのです。
その意味で、保険会社の言うことを鵜呑みに
していると大損する可能性があるわけです。
■なんで示談金や慰謝料に差が出てくるの?
保険会社の提示額と弁護士による交渉後の金額に
このような差が出てくる理由は、
損害賠償額の基準が3つ存在するから
です。
損害賠償額の基準は低い方から
自賠責保険基準 < 任意保険基準 < 弁護士・裁判所基準
というように分かれており、弁護士・裁判所基準が最も高額です。
被害者の側としては、最も高額な弁護士基準を適用して欲しいと
思うのは当然ですが、この基準は弁護士による交渉がなければ
獲得することが難しい金額なのです。
つまり、何もしなくても貰えるのは、任意保険基準までで、
より高い賠償金を獲得するには弁護士が介入する必要があるわけです。
■弁護士の交渉次第で、数百万の差が出る可能性も…
交通事故で後遺症が残ると、等級別に補償額が決まります。
後遺障害の等級は、14の等級に分かれており、
級が上がるごとに補償金額も上がる仕組みです。
その意味で、後遺障害の等級が何級になるのかというのは、
交通事故の被害者にとっては重要な問題です。
特に後遺障害の等級が高いと、1つ等級が違うだけで、
数百万~数千万円の差が出ることも珍しくありません。
その意味で、交渉のプロである弁護士を味方につけて、
できるかぎり高い補償金を獲得すべきなのです。