事故後の手続き

今回は、交通事故後の手続きについて解説します。

損害賠償請求をスムーズに行うためには、

 

・保険会社への連絡を忘れないこと

・交通事故証明書の発行を受けること

・ケガがなくても必ず診察をうけること

 

の3点が重要です。

 

まず、交通事故後なるべく早い段階で、
加入している保険会社への報告を行いましょう

保険会社に報告する内容としては、事故の内容や
損害の内容、相手側の情報などが必要となります。

これらの報告を特別な理由なく怠っていると、保険会社に
保険金の支払いを拒否されることがあります。

任意保険の対人賠償保険の場合、約款に「事故発生から60日以上
報告がなかった場合には、保険金を支払わない」と明記している
ものもあるので、注意が必要なのです。

 

次に必要なのが、「交通事故証明書」の交付を申請することです。

交通事故証明書とは、事故発生を証明する書類で、
損害賠償請求をする際に必要となる書類です

交通事故証明書は当事者だけでなく、交付を受けることによって
正当な利益を受ける人(損害賠償請求権のある親族、雇い主、
保険金受取人など)も申請できます。

申込方法は、事故現場を管轄する各都道府県、もしくは最寄りの
自動車安全運転センターの窓口で申請できます。

交付手数料は1通で600円ですので、早い段階で
申請して取得しておくようにして下さい。

 

最後に、外傷がなくても病院で診察を受けることも大事です。

診察を受けないまま物損事故として警察に報告してしまうと、
後遺症が出た場合に、交通事故証明書を物損事故から人身事故に
切り替える際に非常に手間がかかってしまいます。

また、任意保険では、物損事故として処理したにも関わらず、
後日に後遺障害が発生した場合、その後遺症と事故との因果関係が
証明できないと保険金の支払いを拒否されることがあります。

このような事態を避けるためにも、初期段階でケガがなくても、
きちんと診察を受けることが重要なのです。

 

 

 

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