【解決事例63】友人の車に同乗中の事故、顔面(おでこ付近)に3センチ以上の傷を負ったケースでの増額事例
事故内容
○依頼者の年齢、性別:19歳、女性
○依頼者の属性、職業:アルバイト
○事故分類:車対車
○事故の状況:友人の車の後部左側座席に同乗し走行していたところ,道路脇の店舗から出て来た他車に衝突された。衝突の際の衝撃で,助手席に頭をぶつけた。
○受傷部位:顔面(おでこ付近)に3センチ以上の傷。
○後遺障害等級:12級14号
ご相談内容
保険会社からの示談の提示額が適正な金額なのか確認したいとのことで依頼。
解決内容
○保険会社の提示額:約460万円(既払金控除後の金額)
○相談前の後遺障害等級:12級14号
○増額の結果:最終的な総額:720万円(増額金額:260万円)
○弁護士関与後の後遺障害等級:変化なし(12級14号)
解決のポイント
依頼者は当初から後遺障害等級を争う意向なし。相手方保険会社からの提示額が適正なのか確認する目的で来所された。
保険会社は当初,後遺障害逸失利益の算定にあたり,基礎収入をバイトでの所得を基準とし,労働能力喪失期間を短期間としていたため,この点を争って示談交渉をする方針を立てた。当方から,基礎収入としては賃金センサスを使用すべきであること,喪失期間は少なくとも20年以上である旨主張して保険会社との交渉を行った。
裁判基準で損害額を計算し,保険会社と交渉した結果,慰謝料や後遺障害逸失利益を大幅に増額する形で示談が成立した。
正式にご依頼を受けてから2ヶ月というスピードで解決できた。