【解決事例55】相手方保険会社が過失割合50%を主張してきたが、最終的に10%で合意した事案
ご相談内容
相手方保険会社が過失割合50%を主張してきたので、納得できないと主張したところ、自損自弁で処理すると言ってきている。事故状況に大きな違いがあり、50%という過失割合に納得できないし、ぶつけられた側なのに自損自弁で処理するというのもおかしいので、保険会社との交渉をお願いしたい。
事故内容
○依頼者の年齢、性別:20歳・女性
○依頼者の職業・属性:学生
○事故分類:自動車vsバイク
○事故の状況:コンビニ前駐車場にて停車していたところ、後進してきた自動車と接触・転倒した。(人身傷害なし、物損のみ)
○過失割合:自損自弁ないし50%主張
○受傷部位:なし
○後遺障害等級:なし
解決内容
保険会社の提示額:0円
→増額の結果:最終的な総額7万5000円(増額金額:7万5000円)
(当方過失割合10%)
解決のポイント
本件は、物損事故として処理されていましたので、正確な事故状況を把握するため弁護士会照会(沖縄では物損事故状況報告書が提出されないため。)を行うとともに、現地調査を行いました。そして、調査した結果をもとに判例タイムズ等の資料を添付して交渉を行ったところ、過失割合についてほぼ当方主張のとおりの内容で合意ができました。
物損事故の場合、被害者自身では事故状況を証明するための資料や、過失割合を検討するための資料がそろえられないことがほとんどです。相手方保険会社が言ってきていることに納得できない場合には、適正な賠償を受けるため、弁護士に相談することをおすすめします。