【解決事例50】パート勤務の女性が首を骨折し、後遺障害逸失利益が争点となった事案

ご相談内容

依頼者が二車線道路を走行していたところ、対向車線を走行していた相手方運転の車がセンターラインをはみ出してきて正面衝突された。依頼者は、上記事故により頸椎を2箇所骨折した。パート勤務をしていたが、首の骨折で休業した。依頼者は、事故後から現在まで首の痛みを訴えている。上記事故の損害額について、保険会社との示談交渉を受任した。

 

事故内容

○依頼者の年齢、性別:28歳 女性
○依頼者の職業・属性:主婦、パート
○事故分類:軽自動車対自動車
○事故の状況:道路で依頼者の運転する車と相手方の車が正面衝突した。正面衝突したのは、相手方がセンターラインをはみ出したため。被害者は、頸椎を2箇所骨折した。
○過失割合:0対100
○受傷部位:軸椎骨折
○後遺障害等級:14級9号

 

解決内容

保険会社の提示額:297万6351円
→増額の結果:最終的な総額632万2454円(増額金額:334万6103円

 

解決のポイント

一番の争点は、後遺障害逸失利益であった。労働能力喪失期間について、当初保険会社は5年を提示していたが、依頼者の痛みは骨折箇所に生じていることや痛みが長期間続くことが予想されることから、骨折箇所の骨の癒合が良好であるからといってむち打ち症と同様に捉えることは妥当ではないことを主張した。

また、依頼者の日常生活における不利益(痛み等)も合わせて主張した結果、何度か交渉を重ね、最終的には依頼者の労働能力喪失期間を20年とすることで示談が成立した。

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