【解決事例15】痛みが残っているのに、後遺症認定のための診断を拒まれた事案
ご相談内容
治療を受けていた医師に、後遺症診断について相談したところ、まだ痛みが残っているにもかかわらず、この程度では後遺症は認定されないから診断もしない方がいいと言われた。
また、その後に相手方保険会社から提示された金額があまりにも低かった。今後、どのようにしたらよいか。
事故内容
○依頼者の年齢、性別:24歳 女性
○依頼者の属性、職業:会社員
○事故分類:自動車
○事故の状況:交差点で信号待ちしていたところ、後方から追突され、前方に停車していた車に衝突した。
○受傷部位:首・肩
○後遺障害等級:14級
解決内容
相手方の提示額:81万3326円(総額172万4527円・既払91万1201円)
→最終結果:333万9976円(総額425万1177円・既払91万1201円)
相談前の後遺障害等級:非該当
→弁護士関与後の後遺障害等級:14級
解決のポイント
最初の相談の時点で、医師になんと言われても後遺症診断を行ってもらうようお願いし、きちんとした後遺症診断書を得られたのが大きかったです。
医師になんと言われても、後遺症診断書がなければ後遺症の認定を受けることはできませんので、かならず後遺症診断書を取得するようにしてください。
また、今回のケースでは、事故の相手方が外国人だったため事故状況報告書が英語で記載されていました。
後遺症認定の際、認定者はきちんと資料を読み込むとは思いますが、英語などで記載されている場合、大まかに読まれてしまう可能性も否定できません。
相談者からの聞き取りを踏まえて書き直したりする等、認定者の負担をへらせるよう意識して被害者請求を行った結果、後遺障害の認定を勝ち取ることができました。
本件では、被害者請求を行った事で初回で後遺症が認定されましたし、自賠責から早期の支払を受けることもできました。
被害者請求は手間がかかりますが、数多くのメリットがあります。